金曜日, 5月 04, 2012
大荒れ
東北大荒れ 仮設浸水 宮城、岩手両県沿岸に避難勧告
浸水した仮設住宅団地=4日午前11時半ごろ、岩手県大槌町
発達した低気圧の影響による大雨は4日、宮城、岩手両県沿岸を中心に、住宅への浸水や土砂崩れなどの被害が拡大した。
3~4日に気仙沼市で最大2205世帯、石巻市で887世帯に避難勧告が出された。
仙台管区気象台によると、降り始めからの雨量は岩手県大槌町354ミリ、釜石市349ミリ、気仙沼市231.5ミリなど。
岩手県山田町では24時間雨量が345ミリに達し、観測史上最多を記録した。
岩手県沿岸では釜石市と大槌、山田両町の計200世帯396人に避難勧告が出された。
釜石市によると、千鳥町地区の排水ポンプが故障し、約20~40センチ浸水した。
裏山の沢水が増水、仮設住宅の敷地に流れ込み、床上ぎりぎりまで水が迫った。自治会長の越田征男さん(67)は「山が多く
限られた平地に建てざるを得なかった仮設住宅の宿命。これまでも町に対応をお願いしてきたが、梅雨時が心配だ」と表情を曇らせた。
山田町では織笠第7仮設住宅ののり面が崩れた。12世帯25人に避難勧告が出され、団地内の談話室などに全員避難した。
気仙沼市の鹿折川は、周辺の山の沢水が集中して流れ込み、猛烈な濁流が流域にある川べりの護岸を100メートルにわたり削り取った。
数百メートルほど下流域にある西中才仮設住宅(9世帯、16人)では、ひざほどの深さの水が3棟の建物を取り囲んでいた。
◎東北電、水力47ヵ所の運転を停止
東北電力は4日、発達した低気圧による大雨で河川流量が増えたため、3日未明から管内(新潟を含む東北7県)の水力発電所47カ所の
運転を順次停止したと発表した。供給力は最大で約31万キロワット低下したが、電力需給に大きな支障はなかった。うち5カ所は4日午後
2時までに運転を再開した。
停止したのは同社管内の210カ所の水力発電所のうち、岩手を除く6県の一部の発電所。県別では福島の14カ所が最多だった。いずれ
も設備被害はなく、同社は河川流量の減少を確認しながら運転を再開させる方針。
2012年05月05日土曜日
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