月曜日, 12月 02, 2013
日曜日, 12月 01, 2013
金曜日, 11月 29, 2013
閖上地区土地区画整理事業の事業計画を決定しました 名取市新着
閖上地区土地区画整理事業の事業計画を決定しました
更新日:2013年11月29日
名取市が施行する、仙塩広域都市計画事業名取市閖上地区被災市街地復興土地区画整理事業の事業計画を平成25年11月25日付けで決定しました。
1 土地区画整理事業の名称
仙塩広域都市計画事業名取市閖上地区被災市街地復興土地区画整理事業
2 施行者の名称
名取市
3 施行地区
名取市閖上一丁目、同字新町頭、同字鶴塚、同字佛文寺、同字下佛文寺、同字昭和、同字狐島、同字胡桃及び同字清海の全部並びに閖上二丁目、同字新鶴塚、同字庚申塚、同字五十刈、同字東場、同字新狐島、同字鍋沼、同字新大塚、同字平田橋及び同字大塚の各一部
4 事業施行期間
平成25年11月25日から平成30年3月31日
水曜日, 11月 27, 2013
12月議会 議案書届く
12月4日開催の議会が18議案提出されました
主なものは以下の通りです
1.水槽付き消防ポンプ自動車購入費 6117万円
2.市民墓地公園の民間資金活用による社会資本整備(PFI)
可能性調査委託料 1444万円
3.閖上地区被災者捜索委託料 100万円
4.海外出張の「支度料」の廃止条例
5.乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
主なものは以下の通りです
1.水槽付き消防ポンプ自動車購入費 6117万円
2.市民墓地公園の民間資金活用による社会資本整備(PFI)
可能性調査委託料 1444万円
3.閖上地区被災者捜索委託料 100万円
4.海外出張の「支度料」の廃止条例
5.乳幼児医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例
日曜日, 11月 24, 2013
東日本大震災、海底地滑りで津波が巨大化 岩手県沖に未知の発生源か
東日本大震災、海底地滑りで津波が巨大化 岩手県沖に未知の発生源か
2013.11.25 09:00 (1/3ページ)
東日本大震災の津波が巨大化したのは、海底地滑りが一因だった可能性が浮上している。地震の揺れなどで海底の斜面が崩落する現象だ。日本を含む世界各地で過去の爪痕が見つかっているが、発生メカニズムや津波との関係は不明な点が多く、専門家は調査の必要性を訴えている。(黒田悠希)
◇
海底地滑りはさまざまな原因で発生するが、日本周辺では地震が主な引き金だ。海洋プレート(岩板)が陸側プレートの下へ沈み込む日本海溝や南海トラフなどで多くの痕跡が見つかっている。過去に起きた場所は将来も起きやすいと考えられる。
プレート境界で地震が起きると、陸側が跳ね上がって海側にせり出す。この地殻変動や地震による揺れ、海底堆積物の液状化などが地滑りを引き起こすとみられる。
地滑りは地盤が馬蹄(ばてい)形に崩れることが多い。発生場所では海底が陥没し、崩れた泥が積もった場所は逆に盛り上がるので、海水が上下に動いて津波が起きる。津波はプレート境界地震だけでも発生するが、急激で大規模な地滑りが同時に起きると、地震の規模の割に大きな津波が押し寄せることになる。
明治三陸沖と類似か
マグニチュード(M)9.0の東日本大震災でも、海底地滑りが津波を巨大化させた可能性があることが分かってきた。
大震災では周期が長いゆっくりとした津波と、周期が短く急激に高くなる津波が重なって被害が拡大した。短周期タイプは津波巨大化の主因だが、どこで発生したのかは分かっていなかった。
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- 2013.11.25 09:00 (2/3ページ)海洋研究開発機構の市原寛技術研究副主任らは磁場変動の観測から、短周期の津波が岩手県沖の日本海溝付近で発生したことを突き止めた。ここは震源から北東に約150キロも離れており、震源に近い宮城県沿岸よりも、北側の岩手県中部沿岸に高い津波が襲った謎を解明する成果として注目されている。興味深いのは、この場所が明治29(1896)年の明治三陸沖地震(M8.2)で起きた津波の推定発生源と重なることだ。30メートル超の大津波が起きた明治三陸沖は、海溝付近の浅い場所が滑る津波地震とされているが、巨大な海底地滑りを伴ったとする説もある。市原氏は「大震災と明治三陸沖の津波発生メカニズムは関係があるのかもしれない。どちらも海底地滑りが津波を巨大化させた可能性がある」と指摘。海洋機構はこの海域を来年度にも掘削して詳しく調査する方針だ。南海トラフに痕跡海洋機構の金松敏也技術研究主幹らは平成22(2010)年から23(11)年にかけ、紀伊半島沖の南海トラフで斜面を掘削調査し、約100万年間の地層から海底地滑りの痕跡を6層見つけた。この海域ではM8級の東南海地震が約100~150年周期で起きているが、海底地滑りは約30万年前以降、1層しか確認されなかった。有史以前の地滑りはM8級を超える巨大地震で発生したのかもしれない。海底地滑りは陸上の地滑りよりも調査が困難で、地震や津波との因果関係を調べるのは容易ではない。金松氏は「掘削地点を増やし、地層を詳しく調べて謎を解き明かしたい」と話す。
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- 2013.11.25 09:00 (3/3ページ)被害想定に生かせ海底地滑りは大津波を招く危険性があるにもかかわらず、国の南海トラフ巨大地震の想定などには反映されていない。産業技術総合研究所の池原研副研究部門長は「地質調査を進めて過去の地震や津波と関係する証拠をつかみ、津波の正確なシミュレーションや被害想定に生かしていくべきだ。想定外にすべきではない」と話す。気象庁の津波警報は、地震波から津波の高さを計算して第1報を出している。海底地滑りによる津波増幅は初報段階では考慮できないため、予想津波高が過小評価される恐れがある。山口大の川村喜一郎准教授(海洋地質学)は「海底地滑りで津波が起きたとされる例は多い。大津波は大地震だけで起きるのではない。リアルタイムで津波を観測するシステムを充実させ、早期警戒すべきだ」と訴えている。◇世界各地で発生、米西海岸に大津波の予測も海底地滑りは世界各地で津波との関連が指摘されている。西太平洋のパプアニューギニアでは1998年、M7.1の地震の後に約15メートルの津波が押し寄せ約2000人が命を落としたが、この津波は海底地滑りが原因とされる。2010年のハイチ地震(M7.3)では、沿岸の海底堆積物が地滑りを起こし、局地的に大きな津波を発生させたという。ハワイ諸島周辺は海底地滑りの地形が多数あることで知られる。ハワイ島南東部では大規模な海底地滑りが懸念されており、発生すれば米カリフォルニア州沿岸に30メートル超の巨大津波が押し寄せるとの研究もある。ノルウェー沖には幅約300キロ、長さ約800キロの巨大な海底地滑りの痕跡がある。8000~4000年前に発生し津波も起きたとされる。原因は地震のほか、海底下のメタンハイドレート融解による水圧変化との説もあり、はっきりしていない。
土曜日, 11月 23, 2013
被災した市民の再建が、将来の責任になると思うのだが、これではね
名取・閖上地区の土地区画整理認可 17年度完了目指す
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宮城県名取市閖上地区の復興計画で、県は22日、土地区画整理事業の認可書を市に交付した。集団移転事業併用による現地再建を基本とする計画が、震災から2年8カ月を経てようやく動きだす。総事業費186億円で、2017年度完了を目指す。
大友政基・市震災復興部長が県庁を訪れ、県都市計画課の担当者から認可書を受け取った。現状では予算の裏付けがないため、市は来年1月に第8次復興交付金を申請した後、用地買収などの実質手続きに入る方針。
事業認可までの経過や今後のスケジュールなどについての住民説明会を、12月上旬に開く。
区画整理は貞山堀の西側約57ヘクタールが対象で、うち32ヘクタールを平均3メートルかさ上げする。東隣約65ヘクタールを災害危険区域に指定して集団移転事業を行う。移転先はかさ上げ地内に設ける。計画人口2400。内陸の仙台東部道路西側には約100戸の災害公営住宅を整備する。
現地再建を不安視する住民のため、県都市計画審議会から民意のきめ細かな把握、計画見直しの検討を求める建議と付帯意見が出された。事業推進と合意形成をどう両立させるかが問われる。
◎計画始動、佐々木市長に聞く/現地再建「将来への責任」/説明不足「大きな反省点」
宮城県名取市閖上地区の復興計画が始動するのを前に、佐々木一十郎市長は河北新報社のインタビューに応じ、現地再建を基本とする計画はまちの将来を見据えた判断との認識を強調した。(聞き手は岩沼支局・成田浩二)
-ようやく事業認可にこぎ着けた。
「長かった。被災市街地復興土地区画整理事業は、既存の区画整理の法的手続きが全部そのまま残っている。平時ならともかく、復興事業にそういう手続きが必要なのか疑問を感じた」
-現地再建にこだわり、合意形成が難航したことが一番の遅れの原因ではないか。
「どういう計画がベストなのか、逆に聞きたい。人が住まなければまちはつぶれていく。かさ上げ地盤の面積を確保しなければ、将来まちを広げられない。(移転先として要望がある)仙台東部道路付近は市街化調整区域の農村で、暮らすには不便だ。われわれは将来に責任を持ち、生き残れるまちをつくらなければならない」
-津波の恐怖が消えない人は海辺に戻るのに抵抗がある。
「気持ちや感情でまちづくりを進めるわけにはいかない。仮に被災者が代替わりしたら、何でこんな場所に家を建てたのかとならないか。まちは一代限りではない。子々孫々受け継いでいくのがまちだ。その人は住むのが怖くても、世代が代わったら考え方は変わる」
-計画に対する不安が消えないのは、市の説明不足によるところも大きいのではないか。
「安全性を伝える十分な説明ができなかったのは大きな反省点であり、われわれの責任だ。技術屋集団の限界というか、説明能力不足の問題もある。ただ、危険な場所なら誰も戻ってくれとは言わない。今の土木技術は津波の被害を避けるまちをつくることが可能だ。閖上も多重防御によって万全を期すべく知恵を絞った。安全だから国や県も計画を了解した」
-県都市計画審議会の建議と付帯意見にどう対処するのか。
「内陸移転を望む住民には個別に対応し、なるべく要望をかなえる方策を考える。ただ、計画人口2400という全体フレームに影響を与えることはできないので、内陸に新たな住宅団地を形成するなどと言える状況ではない。国、県と合意した計画の範囲内で対応せざるを得ないだろう」
大友政基・市震災復興部長が県庁を訪れ、県都市計画課の担当者から認可書を受け取った。現状では予算の裏付けがないため、市は来年1月に第8次復興交付金を申請した後、用地買収などの実質手続きに入る方針。
事業認可までの経過や今後のスケジュールなどについての住民説明会を、12月上旬に開く。
区画整理は貞山堀の西側約57ヘクタールが対象で、うち32ヘクタールを平均3メートルかさ上げする。東隣約65ヘクタールを災害危険区域に指定して集団移転事業を行う。移転先はかさ上げ地内に設ける。計画人口2400。内陸の仙台東部道路西側には約100戸の災害公営住宅を整備する。
現地再建を不安視する住民のため、県都市計画審議会から民意のきめ細かな把握、計画見直しの検討を求める建議と付帯意見が出された。事業推進と合意形成をどう両立させるかが問われる。
◎計画始動、佐々木市長に聞く/現地再建「将来への責任」/説明不足「大きな反省点」
宮城県名取市閖上地区の復興計画が始動するのを前に、佐々木一十郎市長は河北新報社のインタビューに応じ、現地再建を基本とする計画はまちの将来を見据えた判断との認識を強調した。(聞き手は岩沼支局・成田浩二)
-ようやく事業認可にこぎ着けた。
「長かった。被災市街地復興土地区画整理事業は、既存の区画整理の法的手続きが全部そのまま残っている。平時ならともかく、復興事業にそういう手続きが必要なのか疑問を感じた」
-現地再建にこだわり、合意形成が難航したことが一番の遅れの原因ではないか。
「どういう計画がベストなのか、逆に聞きたい。人が住まなければまちはつぶれていく。かさ上げ地盤の面積を確保しなければ、将来まちを広げられない。(移転先として要望がある)仙台東部道路付近は市街化調整区域の農村で、暮らすには不便だ。われわれは将来に責任を持ち、生き残れるまちをつくらなければならない」
-津波の恐怖が消えない人は海辺に戻るのに抵抗がある。
「気持ちや感情でまちづくりを進めるわけにはいかない。仮に被災者が代替わりしたら、何でこんな場所に家を建てたのかとならないか。まちは一代限りではない。子々孫々受け継いでいくのがまちだ。その人は住むのが怖くても、世代が代わったら考え方は変わる」
-計画に対する不安が消えないのは、市の説明不足によるところも大きいのではないか。
「安全性を伝える十分な説明ができなかったのは大きな反省点であり、われわれの責任だ。技術屋集団の限界というか、説明能力不足の問題もある。ただ、危険な場所なら誰も戻ってくれとは言わない。今の土木技術は津波の被害を避けるまちをつくることが可能だ。閖上も多重防御によって万全を期すべく知恵を絞った。安全だから国や県も計画を了解した」
-県都市計画審議会の建議と付帯意見にどう対処するのか。
「内陸移転を望む住民には個別に対応し、なるべく要望をかなえる方策を考える。ただ、計画人口2400という全体フレームに影響を与えることはできないので、内陸に新たな住宅団地を形成するなどと言える状況ではない。国、県と合意した計画の範囲内で対応せざるを得ないだろう」
2013年11月23日土曜日
木曜日, 11月 21, 2013
反転授業による教育改革の事例です
今晩のニュースウォッチ9などでも既に放映されていますが、武雄 市では今日、武内小学校で、タブレットを用いた「反転授業」の公 開授業を行いました。
明治以来の教育は、先生から生徒への一方通行。しかし、このタブ レットを用いた反転授業で、教室の中で児童同士による「学び合い 、教え合い、高め合い」につなげていきます。子どもたちには、学 ぶ楽しさを味わってほしい。
明治以来の硬直した公教育の在り方を抜本的に変えていきます。し かし、これとて、教育革命の第一歩。国が動かなければ、私たち地 方が動きます。
ぜひ、以下のTBSニュースをご覧ください。この動画は本当に分 かりやすい。
http://headlines.yahoo.co.jp/ videonews/ jnn?a=20131121-00000045-jnn-soc i
合意形成に学識の関与はあったはずだが、これも否定された事の事実は重い
◇安全な内陸部へ戻りたい(市民)
被災住民の切なる要望である
◇安全より安心を(市民)
当然の事であり、安心が先である
◇これ以上復興を遅らせられない(首長)
このままでは、民意が反映されない
このままでは、民意が反映されない
◇計画修正は「被災者の意見を聞くだけでは
将来に責任を持ったまちづくりは出来ない(首長)
被災した方々の「市民」の街づくりなはずである
◇中立の立場で住民とコミュニケーションを助ける
学識者の関与が薄かった(学識)
今頃の意見で、当初よりの学者先生が排除されたのではないのか
日曜日, 11月 17, 2013
朝日新聞記事抜粋11・18 閖上の復興について
(伝える東日本大震災3年目)閖上の復興 隔たり抱えて
2013年11月18日09時19分
【石橋英昭】東日本大震災から2年8カ月たち、ようやく再建が始まる街がある。宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)地区。内陸移転ではなく、海の近くで現地再建する市の計画が、二転三転した。住民の間には対立と不信感が残る。なぜ、これだけ時間がかかってしまったのだろうか。
■市計画転々 ようやく緒に
日曜日の閖上。道路わきにテーブルを並べ、数人がストーブを囲み、コーヒーを飲んでいた。 ここにあった自宅が流され、夫と息子を津波で失った鈴木幸恵(ゆきえ)さん(63)らの「カフェ」だ。街を懐かしむ人が立ち寄れるよう、週末ごとに開く。あたりは草が茂るだけだ。
この場所を含む海寄りの65ヘクタールが、人が住めない災害危険区域に指定される。隣接する57ヘクタールが居住区域となり、うち32ヘクタールで3メートルの土盛りをする。宅地や災害公営住宅を整え、約2400人が暮らす街をつくる――。これが市の計画だ。
しかし、仮設住宅からカフェに通う人たちは冷ややかだ。「閖上には戻りたいが、市の言うことは次々変わる。何を信じていいのか」と鈴木さん。遠藤一雄さん(66)は「2年半の時間は何だったのか」。
◇ 震災前の閖上は、5500人が暮らす海辺の街だった。赤貝が水揚げされ、日曜は朝市がにぎわった。最大9メートルの津波でほとんどの住宅が流され、約800人が犠牲となった。
閖上が地元で、歴史ある街の再生に思い入れが強い佐々木一十郎(いそお)市長は2011年10月、現地再建を柱とする復興計画を策定。市議会も了承した。
ところが住民からは「安全な内陸部に移りたい」との声が続出した。市の住民アンケートでは閖上での再建を望む人は4割を切り、調査のたびに減った。国からも計画が過大と難色を示され、想定人口や面積の縮小を余儀なくされた。待ちきれず、他の地域で家を探す人も相次いだ。
現地再建で規模を縮小した市の修正案がまとまったのは今夏。だが、事業の認可手続きを前に、住民約450人から「(津波をくい止めた)仙台東部道路の西側にも移転先を確保して」とする意見書が出された。逆に、事業に早く着手するよう求める1700人余の署名も提出された。
意見書の採否を議論する県都市計画審議会に出席した佐々木市長は「これ以上復興を遅らせられない」と訴え、計画修正を拒んだ。取材には「被災者の意見を聞くだけでは、将来に責任を持ったまちづくりはできない」と繰り返した。
都計審は3度の審議の末、修正を求める意見書を不採択とし、市の計画に事実上のゴーサインを出した。一方で、住民の意向をもっと反映させよと、「建議」という形で市に異例の注文をつけた。
◇ 今月末には県が、土地区画整理事業を認可する。市の計画は安全性の面で妥当だという専門家は少なくない。だが、清野康子さん(55)は津波の中、自宅2階に取り残された恐怖が消えない。「閖上は大好きだが、もう戻れない」。行政が考える「安全」と住民が求める「安心」とは隔たりがあった。
それを埋める丁寧な対話が必要だったのに、市長は「現地再建ありき」で突っ走った。住民説明会は繰り返されたが、市側のかたくなな姿勢に反発は強まった。住民同士も互いを市長派、反市長派と非難し合い、胸を開いて話し合う機会はなかった。
先が見えない仮設暮らしに住民は疲れた表情を見せる。南部比呂志さん(45)は「早く安定した住まいに移りたい」と、早期の事業認可を求めた1人。「確かに、市には住民の声をじっくり聞く姿勢がなかった。住みやすい災害公営住宅や景観を大事にしたまちづくりなど、これからは私たちが行政に働きかけたい」
■合意形成につまずく教訓
なぜ閖上復興で住民の気持ちはまとまらなかったのか。東北大の小野田泰明教授(建築学)に聞いた。
復興は複雑な公共事業。合意形成には、そこに住む人のほか、農業など生業を営む人がかかわる。地域コミュニティーの特性の理解に基づき、(1)適切な情報の提供(2)住民の積極的参加(3)民意を計画に反映させる仕組み――の三つがかみ合わないと難しい。
うまくいった自治体もある。宮城県七ケ浜町では、町職員が総出で被災者への対面ヒアリングを行った。資産状況を聞き取り、補助制度の情報を伝えるなどして住まい再建の相談に乗った。災害公営住宅の数を適切に管理している。
名取市も、市民誰もが議論に参加できる「100人会議」という組織をつくったが、フォローが不十分だった。中立の立場で住民と行政のコミュニケーションを助ける、学識者の関与も薄かった。私たち専門家を含め、多くの教訓を残したと思う。
◇閖上地区の再建は市の方針を議会で可決したが、その後の住民の要望との齟齬が埋まらず、二転三転し事業認可へと進んでいる。計画変更の議会からの意見も「無視」した街づくりである。
◇市長は「被災者の意見を聞くだけでは、将来に責任を持ったまちづくりはできない」というが、民意(被災者の意見)は何処へ行ったのか?将来の街づくりの責任とは、市長自らとるのであろうか?国税を投入した、再興計画である。その計画には、被災した市民の思いと、全名取市民の街づくり計画が反映されることが必要かつ需要であると考えるのだが、そうではないのか?はなはだ遺憾である。
◇充分な議論がなされず、合意の無い計画は将来へ禍根を残すだけであり、市民を愚弄するだけである。本市は何時から「独裁政治」がはびこってしまったのか。
◇津波の中、自宅2階に取り残された恐怖が消えない。「閖上は大好きだが、もう戻れない」。行政が考える「安全」と住民が求める「安心」とは隔たりがあった。という言葉に、どのようの答えるのか?安心を、優先させるべきではないのか。
◇合意形成の問題点として、どのように行なったのか。識者は以下3点を指摘する。(1)適切な情報の提供
(2)住民の積極的参加
(3)民意を計画に反映させる仕組み
住民参加は行なわれていたのか。民意を計画に反映させる仕組みはあったのか。いずれも、住民からのヒアリングでは否定的な答えだけである。職員が総出で被災者への対面ヒアリングを行った形跡はない。
(2)住民の積極的参加
(3)民意を計画に反映させる仕組み
住民参加は行なわれていたのか。民意を計画に反映させる仕組みはあったのか。いずれも、住民からのヒアリングでは否定的な答えだけである。職員が総出で被災者への対面ヒアリングを行った形跡はない。
◇岩沼市のような地区ごとに各層からなるワークショップを二十数回繰り返し、住みやすい環境を実現しようとしている。このような取組みも、残念ながら行われなかった。
◇何が不足していたのか、都市計画審議会の建議が示す内容について、市には猛省を促したい。復興の住宅再建はやっと一歩を踏む出したばかりである。
金曜日, 11月 15, 2013
違和感を覚えるが・・・
被災地から:震災2年半 閖上再建、理解へ努力 佐々木一十郎・名取市長 /宮城
毎日新聞 2013年11月14日 地方版
−−閖上をどういう街に復興させるのか。
◆仙台湾岸のほとんどが内陸移転を選択する中ではあるが、海辺に安全を確保した市街地を形成したい。閖上に住んでいれば、海辺の良さはよく分かる。価値評価は人によるが、貞山運河あり、名取川ありという景観、気候、自然環境の価値を認識する人は(現地再建の)選択を評価してくれる。
−−将来的な発展を見込んで70ヘクタールのかさ上げを計画したが、居住人口が足りず、国には認められなかった。
◆(居住人口は)事業認可のハードルとして、どこの街にも共通して課される条件だ。認められなかったのは仕方がない。
−−市長は基礎自治体に事業認可の権限がないことを課題に挙げていた。できれば将来の発展が見込めるだけの規模を持つ街をつくりたい思いがあったのでは。
◆希望はあるが、公費で行う事業なので、どの街も過剰な計画を立てて使い放題ということになると収拾がつかない。役人が物差しを持ってきて規制するのは仕方ない。大きな政治判断をしない限り、それを止めることはできない。
−−かさ上げ範囲の縮小で、当初計画の人口5500人規模の街をつくるのは難しくなった。
◆内陸移転をすれば32ヘクタールはさらに小さくなり、農村部の中にミニタウンをつくることになる。そこには商店が一軒もない。大家族の農家ならば助け合って暮らせるが、(都市部出身の)被災者が生活できるだろうか。そうした場所で将来的にも住みやすい街を提供できるだろうか。北海道の奥尻島は(1993年の)津波で高台移転したが、住民は『不便なところには住めない』と戻ってきた。不便なところで生活して(移転した被災者が)満足できるか。
1万人規模でコンパクトな街であれば、将来も持続可能な街をつくることができた。限界以下の規模の街をつくらざるを得なくなったが、その中で工夫、努力をしていきたい。閖上が危険なら私は「戻ろう」とは言わない。【聞き手・金森崇之】
木曜日, 11月 14, 2013
火曜日, 11月 12, 2013
閖上区画整理に異例の意見書
閖上区画整理に異例の意見書
11月12日 19時38分
震災で大きな被害を受けた名取市閖上地区で計画されている区画整理事業について、県の都市計画審議会は「住民の合意が十分に形成されていない」として、名取市に対し、必要な計画の見直しを検討するよう求める異例の意見書を送りました。
震災で700人以上が犠牲になった名取市閖上地区では、防潮堤の整備や地盤のかさ上げをしたうえで住宅地や公営住宅を整備する区画整理事業が計画されています。これに対し、450人あまりの住民が「安全な内陸に住宅地を確保すべきだ」などとして、計画の修正を求める意見書を県の都市計画審議会に提出していましたが、審議会は先月、意見書を否決しました。
ただ、審議会の委員から「市が住民の合意を得るプロセスに問題がある」という意見が多く出されたため、審議会は12日、「建議」と呼ばれる意見書を名取市に送りました。
意見書では、名取市に対し▼住民の意向を計画に反映できるようにするため第三者の助言を聞く体制を構築するとともに▼被災者の希望に応じた移転先が可能な限り確保されるよう、必要な計画の見直しを検討すべきだとしています。意見書について名取市復興まちづくり課の手嶋日出彦課長は「意見書を重く受け止めて今後の対応を考えたい」と話しています。
県によりますと、「建議」が出されるのはきわめて異例だということですが、法的な拘束力はなく、これを受けて、名取市がどのような計画を進めていくのかが今後の焦点となりそうです。
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20131112/5966091.html
震災で700人以上が犠牲になった名取市閖上地区では、防潮堤の整備や地盤のかさ上げをしたうえで住宅地や公営住宅を整備する区画整理事業が計画されています。これに対し、450人あまりの住民が「安全な内陸に住宅地を確保すべきだ」などとして、計画の修正を求める意見書を県の都市計画審議会に提出していましたが、審議会は先月、意見書を否決しました。
ただ、審議会の委員から「市が住民の合意を得るプロセスに問題がある」という意見が多く出されたため、審議会は12日、「建議」と呼ばれる意見書を名取市に送りました。
意見書では、名取市に対し▼住民の意向を計画に反映できるようにするため第三者の助言を聞く体制を構築するとともに▼被災者の希望に応じた移転先が可能な限り確保されるよう、必要な計画の見直しを検討すべきだとしています。意見書について名取市復興まちづくり課の手嶋日出彦課長は「意見書を重く受け止めて今後の対応を考えたい」と話しています。
県によりますと、「建議」が出されるのはきわめて異例だということですが、法的な拘束力はなく、これを受けて、名取市がどのような計画を進めていくのかが今後の焦点となりそうです。
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20131112/5966091.html
木曜日, 11月 07, 2013
内陸移転意見書不採択 建議で被災者配慮求める 名取・閖上
内陸移転意見書不採択 建議で被災者配慮求める 名取・閖上
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宮城県都市計画審議会(会長・森杉寿芳日大教授)は31日、東日本大震災で被災した宮城名取市閖上地区の土地区画整理事業の計画修正を求める意見書を議題とした3度目の審議を県庁で行った。内陸の移転先確保を求める意見書は不採択としつつ、住民の合意形成や移転先整備の努力など、被災者感情への最大限の配慮を求める建議と付帯意見を付けることを決めた。
建議は審議会から市に直接意見を述べる制度で、県内での発動は初めて。付帯意見とともに法的強制力はないが「審議会の意思を明確に示せる」(県都市計画課)。現地再建を不安視する声に理解を示しながらも、採択による影響の大きさを懸念し「折衷案」を選択した格好だ。
閖上の土地区画整理事業に関して市民から提出された意見書は16件で、うち1件には約450人分の署名が添付された。その多くが現地再建を図る事業区域より西側を求める内容だった。
この日は冒頭、閖上の住民から村井嘉浩知事、佐々木一十郎市長らに早期の事業化を望む1721人の署名を添えた要望書が出されたことが事務局から報告された。
委員からは「被災者感情を最優先すべきだ」「内陸移転をかなえる担保がない」などと意見書採択を主張する声が上がった。採択の場合は県が市に計画の修正命令を出すことになり、「計画に与えるダメージが大きい」と不採択を主張する意見も出た。
採決の結果、委員長と欠席者を除く18委員中、採択に賛成が7、反対が11で不採択が決まった。
森杉会長は「今後は徹底した民意調達を実行してもらいたい」と強調。佐々木市長は「建議や付帯意見がどんな内容かを踏まえて取り組む。一日も早い復興を願う被災者の思いに応えるよう努力したい」と話した。
市は近く県に事業認可を申請し、順調に進めば11月中に事業認可される。審議会の継続審議で第7次復興交付金の申請が間に合わなかったため、復興計画は予定より約3カ月遅れる見通しだ。
◎足りぬ合意形成、正念場これから
【解説】名取市閖上地区の土地区画整理事業で、県都市計画審議会がようやく結論を出した。計画修正を求める意見書、事業推進を願う要望書の双方が入り乱れる光景は、市の合意形成の不十分さを浮き彫りにした。
閖上の復興計画は曲折をたどった。現地再建の方針は、学識経験者や地元委員による「新たな未来会議」の提言を基に2011年秋に決定した。しかし、市が住民に直接説明したのは翌春だった。住民は反発し、個別面談でも計画との意識差が顕著になった。
住民の意向調査が先に行われれば、展開は大きく変わった可能性がある。市は2度にわたって現地再建規模を縮小させたが、内陸の移転先は増やさず、住民に「結論ありき」の印象を与えた。
閖上の人口約5700のうち、津波で約750人が犠牲になった。被害の甚大さを思えば、たとえ多重防御策を示されようと、二度と戻りたくないという被災者がいるのは無理からぬことだ
「閖上のまちをなくすわけにはいかない」と佐々木一十郎市長は言う。まちの将来像を俯瞰(ふかん)して判断する重要性は理解できる。ただ、それには個々の被災者の心情を酌む微妙なかじ取りが必要だった。
現地再建を願う住民にとっても、事業の遅れは閖上の将来に大きな不安を抱かせた。時間の経過に不信感と諦めを抱き、復興を待ちきれず転出を決めた住民もいる。
事業認可の見通しは立ったが、建議と付帯意見の重みを市はしっかり受け止め、形にしなければならない。正念場はむしろこれからと言える。(岩沼支局・成田浩二)
建議は審議会から市に直接意見を述べる制度で、県内での発動は初めて。付帯意見とともに法的強制力はないが「審議会の意思を明確に示せる」(県都市計画課)。現地再建を不安視する声に理解を示しながらも、採択による影響の大きさを懸念し「折衷案」を選択した格好だ。
閖上の土地区画整理事業に関して市民から提出された意見書は16件で、うち1件には約450人分の署名が添付された。その多くが現地再建を図る事業区域より西側を求める内容だった。
この日は冒頭、閖上の住民から村井嘉浩知事、佐々木一十郎市長らに早期の事業化を望む1721人の署名を添えた要望書が出されたことが事務局から報告された。
委員からは「被災者感情を最優先すべきだ」「内陸移転をかなえる担保がない」などと意見書採択を主張する声が上がった。採択の場合は県が市に計画の修正命令を出すことになり、「計画に与えるダメージが大きい」と不採択を主張する意見も出た。
採決の結果、委員長と欠席者を除く18委員中、採択に賛成が7、反対が11で不採択が決まった。
森杉会長は「今後は徹底した民意調達を実行してもらいたい」と強調。佐々木市長は「建議や付帯意見がどんな内容かを踏まえて取り組む。一日も早い復興を願う被災者の思いに応えるよう努力したい」と話した。
市は近く県に事業認可を申請し、順調に進めば11月中に事業認可される。審議会の継続審議で第7次復興交付金の申請が間に合わなかったため、復興計画は予定より約3カ月遅れる見通しだ。
◎足りぬ合意形成、正念場これから
【解説】名取市閖上地区の土地区画整理事業で、県都市計画審議会がようやく結論を出した。計画修正を求める意見書、事業推進を願う要望書の双方が入り乱れる光景は、市の合意形成の不十分さを浮き彫りにした。
閖上の復興計画は曲折をたどった。現地再建の方針は、学識経験者や地元委員による「新たな未来会議」の提言を基に2011年秋に決定した。しかし、市が住民に直接説明したのは翌春だった。住民は反発し、個別面談でも計画との意識差が顕著になった。
住民の意向調査が先に行われれば、展開は大きく変わった可能性がある。市は2度にわたって現地再建規模を縮小させたが、内陸の移転先は増やさず、住民に「結論ありき」の印象を与えた。
閖上の人口約5700のうち、津波で約750人が犠牲になった。被害の甚大さを思えば、たとえ多重防御策を示されようと、二度と戻りたくないという被災者がいるのは無理からぬことだ
「閖上のまちをなくすわけにはいかない」と佐々木一十郎市長は言う。まちの将来像を俯瞰(ふかん)して判断する重要性は理解できる。ただ、それには個々の被災者の心情を酌む微妙なかじ取りが必要だった。
現地再建を願う住民にとっても、事業の遅れは閖上の将来に大きな不安を抱かせた。時間の経過に不信感と諦めを抱き、復興を待ちきれず転出を決めた住民もいる。
事業認可の見通しは立ったが、建議と付帯意見の重みを市はしっかり受け止め、形にしなければならない。正念場はむしろこれからと言える。(岩沼支局・成田浩二)
2013年11月01日金曜日 河北新報抜粋
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日曜日, 11月 03, 2013
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